令和3年2月1日
代表取締役 福田 圭太
2021年は新型コロナのワクチン接種などで世界的な感染状況に変化は見られると期待しますが、米国新政権の取組、米中貿易摩擦の行方、東京オリンピックなど、先行き不透明感は依然として払拭できないものと思われます。
当社の教えでもある「不況こそチャンス」を念頭に置き2020年度は好実績となり、当社の強みとなって示された一年でありました。
大きな変化の流れを着実に捉え、他に先んじて手を打っていくためには「広い視野」と、前例やこれまでの常識に囚われずフレキシブルに考えられる「創造性」、そして目の前のハードルを乗り越える「勇気」が必要です。 世界が激変に直面している今こそ、抜本的な組織の変革を進めるチャンスとし、危機感を変革に向けたエネルギーに変え、当社の真価を見せつける大きな一歩を踏み出す一年としたい。
コロナ禍により、顧客ニーズは一層多様化・高度化し、社会課題は複雑化しています。こうした変化を的確・機敏に捉えるためには、客観的な知見と自由な発想が欠かせません。「お客様に喜んでいただき、社会に役立つ仕事をすれば、結果として事業が発展する」という商売の基本に立ち返って変化と対峙すれば、変化の中に隠れている大切なもの、時代を先取りする価値が自ずと見えてくると信じています。
人々の暮らしが変わり、産業構造も大きく変化する可能性があります。鉄鋼業にもデジタル化の波が押し寄せる中、我々はその波に流されることなく、改革マインドをもってデジタルというツールを使いこなし、時代にそぐわないものを刷新し、顧客に提供する新たな価値やビジネスモデルの創出に挑戦し続けなければならないのです。当社はテレワークを導入し、オフィスでの勤務とリモートワークのバランスの取れた新たな働き方を進めております。企業としての競争力が高まるとともに、職場に働きがいと笑顔をもたらし、社員のモチベーション向上に繋がることで、更なる企業価値向上に努めて参ります。